純粋なヒアルロン酸注入である限り、重篤な合併症 · 後遺症 · 副作用を耳にしたことはないが、 アレルギー反応を示す人はまれにいると聞く。
ただし、これらの情報の多くが1996年に発売され世界60カ国150万件以上の症例を持つ「レスチレン(RESTYLANE)」によるものであり、 それ以外の製品、とりわけ最近評判の架橋処理を施したヒアルロン酸群については今後の情報を待たなければならない。
また、米国FDAはしわの溝や凹みといった狭い範囲の注入においての安全性を評価していても、一度に大量注入を行う場合は想定されていない。 すなわち、安全性については確認されたものではないことを理解して、記事にしなければなければならない。
ヒアルロン酸注入時に起こりうる一般的なリスク
クリニックが十分に注意しても、患者の身体にストレスが生ずることには違いなくまた、偶発的なトラブルが生ずる確率はゼロではない。
- 麻酔によるアレルギー反応やショック症状
- 注入時の感染症
ヒアルロン酸注入後に現れうる一般的な症状
術後の腫れや回復には個人差が大きく、翌日からまったく違和感なく過ごせる人もいる一方で、下記の症状が長く続く人もいる。いずれにせよ、時間とともに軽快する。
- 皮下血腫(打撲のようなしこり・紅斑)や腫れ
- 注入部位に痛みや違和感(注入後1週間程度)
その他ヒアルロン酸注入においてよく耳にするリスク
ヒアルロン酸は最終的に身体に吸収されてしまうとされているが、注入を繰り返すことで皮下組織化してくる場合がある。 手で触ると硬くしこりのようなものが残ってしまっているのが確認される。
適切な分子構造のヒアルロン酸を選択して、決められた深さに注入しないと、しわが前よりも目立ったり凸凹になることがある。 小さすぎるゲル粒子の製品を深部に注入すると組織の中に入り込んでしまい効果が持続しないし、逆に大きすぎるゲル粒子を表層部分に注入す ると凸凹となる可能性非常に高い。そのため、皮膚のとても薄い目の周囲にヒアルロン酸を注入する場合には、高い手技を持った医師に限る。 凸凹になる確率がただでさえ高い部位だから。
仮に凸凹になったにしても、ヒアルロン酸が時間と共に徐々に吸収され改善されてくるまで、患者は我慢するしかない。
一般に注入が見合わされる人
ヒアルロン酸注射における禁忌事項は特に報告されていないが、以下のような症状を持っている人は改善されるまで注入が 見合わせられる。ただし、患者の症状を診察した医師の判断により対応は異なる。
- 妊娠の可能性がある人や母乳で授乳中の人
- 注入エリアに感染症を起こしている人
- ケロイド体質の人
- 他の注入剤が注入部位に残っている人
- 製剤の構成要素に過敏症の既往症のある人