ピュラジェンというヒアルロン酸

ピュラジェン(Puragen)

ピュラジェンは米国メンター社(Mentor Corp)の製品。

2006年03月の時点において、米国FDAの販売は認められていないが、ヨーロッパCEマーク承認(販売認可)は取得しています。

ピュラジェンは人体に普通に存在しているヒアルロン酸から作られる非動物由来の生分解性の混じりけのないゲルである。 普通のヒアルロン酸は時間と共に徐々に分解され吸収されていくが、ピュラジェンのDXLという特殊な製法により、吸収分解のプロセスがゆっくりと進むようにデザインされており、 肌のボリュームをより長く持続させることができる。

DXLの現象とは

ヒアルロン酸は自然な状態だと1〜2日以内に吸収されてしまうため一般のヒアルロン酸注入剤は、分子たちを一重で交差させた(一重架橋)構造 をさせ、自然なものより長く持続させるように工夫している。一方、ピュラジェンはヒアルロン酸分子たちを二重に交差した(二重架橋)構造に している。ピュラジェンはこの二重構造を持つDXL技術によって他社のヒアルロン酸よりも分解への抵抗力が増強されている。

使用に適する部位

  • 眉間のしわ
  • 鼻唇溝(小鼻から口唇に向かって湾曲に走るしわ)
  • 口唇

さらに、ピュラジェンの硬さはしわ、凹み、瘢痕、顔の輪郭の修正に適している。

処置中の痛みは、ほんのちょっと針が刺さるような痛みを感じるだけの人がほとんど。痛みに敏感な人は、麻酔クリームを使用したり、 口唇にピュラジェンを注入する際には局所麻酔注射を事前に使用することで、かなり痛みは軽減される。

皮膚の中にひとたび注入されてしまえば、ピュラジェンはやわらかく自然に感じるので違和感がまったくないのも特徴のひとつ。

ピュラジェンの安全性について

ピュラジェンは動物由来ではないので、たとえ牛肉や鶏肉、卵にアレルギーがある人であっても問題なく使用できる。事前のスキンテストも不要。

何らかの副作用の出る可能性は非常に低いとされている。ただ、通常注射を打ったときに現れるような症状、すなわち、腫れ、赤み、痛み、 かゆみあるいは変色などが注射部位に現れることはある。これらの症状は時間と共に軽快する。

注意事項

レーザートリートメントやケミカルピーリングをしている人は、トリートメントエリアが正常に戻るまでおよそ6〜8週間は待ってから注射した ほうがよい。

ピュラジェン製品の説明ページに術前・術後の写真がある。

注入後の注意点

  • 注射後48時間は注入部位をマッサージしたりこすったりしないこと。
  • 口唇に注入した場合は、口唇にしわを寄せるのを避ける。
  • 日焼けサロンや日光浴といった強い熱にさらす行為は慎む。
  • 注入部位が赤かったり腫れているときには、アイスノンなどで冷やしてもかまわない。

効果はほとんどの人が8ヶ月〜1年持続するようだが、口唇に注入したときには持続期間はそれより短くなる。

メンター社について

メンター社は1969年にミネソタ州ミネアポリス(Minneapolis)にChristopher Conway、Eugene Glover、Thomas Hauserの3名とわずか1名の従業員 によってスタートした。現在はカリフォルニア州サンタバーバラ(Santa Barbara)に本部を構える。 同社の地位を確実なものにしたのは泌尿器科部門で1970年代〜1980年代にかけての尿道カテーテル及び人工ペニスの開発。 その後、1984年になってアメリカン・ホスピタル・サプライ社(American Hospital Supply Corporation/1922年創業。1985年バクスター社に買収された) から豊胸手術用インプラントをはじめ複数のインプラント製品を生産するHeyer-Schulte部門を買収する。 これによりメンター社は形成外科の市場において著名な地位を獲得するに至る。 その後もメンター社は多くの医療用メーカーの買収を続け、規模の拡大を続ける。 アメリカとオランダに大規模な製造工場があるほか、フランスとイギリスには研究施設を有している。支社もドイツ、 スペイン、イタリア、カナダ、オーストラリアにありおよそ2,000名の従業員を擁する。

ヒアルロン酸注入剤においても、2003年8月に買収したA-Life社(A-Life Ltd./スウェーデンVitrolife ABの子会社)の技術である。 A-Life社はスコットランドのエジンバラ(Edinburgh)に研究開発施設と工場、米国カリフォルニア州に子会社を持っていた。この会社は 架橋構造のヒアルロン酸を元に製品を作る特許技術を開発しており「Hyalite」という製品名でヨーロッパにおいて臨床試験が行われ、 CE証明(欧州での販売許可証)取得のための準備と米国での臨床試験の準備をしているところであった。つまり、製品として販売前に 買収されたことになる。この製品が今のピュラジェンだとされる。

サージダーム(Surgidrem)

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